ものすごいものをみてしまった。
リバイバル上映でIMAXで観られたこと、改めてテネットに感謝。
ノーラン監督の頭どうなってんだ。インセプションに比べて話の難解さはそこまでなかったはずなのに、未知の映像表現で脳がパンパンになった。
一貫して重力と時間が構造の主軸になっていて、これは多分テネットの時間概念も重力とは切り離せないのだろう。
奇跡を描いた作品で、その奇跡の根拠に「愛」が置かれると途端に陳腐なものになってしまうものだけど、この作品は(空想)科学と愛を丁寧に丁寧に"橋渡し"しているかんじ。なるほど「愛」だね、という納得感があった。
ジョークが搭載されているロボットは無条件で好きになってしまうからTARSくんかわいすぎた大好きビッグラブ。あの精細に作り込まれたド迫力映像の中でバッタンバッタン動くロボたち、愛.....。それこそ、愛が物理的存在であるのなら彼らにも愛情があったのだろうか。
終わりの余韻はインセプションに通ずるじわぁ〜〜っと感があった。