たけしゃん

インターステラーのたけしゃんのネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

テネットが話題ということでノーラン監督インターステラーを観直しての感想です。

人類滅亡に向かってだんだんと追い詰められていくひたひた感と、
大波のシーン、ドッキング失敗シーンのドキドキ感ととても緩急のついた構成で、3時間という長時間もあっという間でした。
そして最後の5次元シーン、もう「やられたーっ」という謎解き感がすごい。絶体絶命の死地からの脱出と地球滅亡からの光明とが、物語の最初の謎に繋がる巧さに脱帽する。そしてそこからのおばあちゃんマーフィとの再会とくれば「大作」の名にふさわしい映画でした。
「ターズ」達はシンプルな造形にも関わらず多彩な変形で頼もしい「相棒さ」と会話の妙の人間らしさが印象的。のそのそ歩くだけかと思わせてあんなくるくる回り出すなんて!
マシューマコノヒーは「コンタクト」では神学者としていい役どころでしたので本作との繋がりを感じます。
マットデイモンって「ちょっと抜けた人」風なんだけど実は頭いいって
絶妙の立ち位置の感じの人だと思うのだけど、本作ではまさに頭脳明晰なのに愚かな人という逆説的な配役でひどく納得した。
やっぱり博士はマイケルケインにまかせて安心ですね