のら

物語る私たちののらのレビュー・感想・評価

物語る私たち(2012年製作の映画)
3.7
サラは兄弟の間で自分だけが似ていないと言われ続ける事に疑問を感じていた。若くして亡くなった母・ダイアン。自分の本当の父親は他にいるのでは?と思い始めるがー

「死ぬまでしたい10のこと」サラ・ポーリーが撮った、自身の出生とその家族についてのドキュメンタリー。
中盤で父親は割とあっさりわかります。でも一番驚きなのって自分の出生を映画にしちゃうとこね。
周りに影響があるとわかった上で撮ったんだろうけど、なぜ撮ったのかは最後まで見るとわかってきます。

これ若い頃の父や母の家庭用ビデオカメラの映像が流れるんですけど、多分途中で気づくと思うんですけどいくつかの映像は再現映像にして自分で別に撮ってるんですよ。そこが面白いな〜と。最初は気づかなかったw

それぞれが奔放だった亡くなった母について語る中、兄はある人物に不快感を示し、姉は愛されて幸せだったと涙を流す。ほんと人によって感じることって全然違うんだな〜亡くなった人の話はもう聞けないから、それぞれみな想像するしかないのだなと。
お父さんの心の広さに感服…
お父さんの優しさにボロボロ泣いたわ

身内でないと撮れない、あたたかくて切ないドキュメンタリーでした。
のら

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