Riri

子宮に沈めるのRiriのネタバレレビュー・内容・結末

子宮に沈める(2013年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

変わらない画角でじっくりシーンが流れていくのが、すごく現実的でリアルに描かれてた。

最後の20分くらいは直視できないことも。
それでもたっぷり時間を使って静かに写された映像が残酷さを伝えてくれた気がする。
由紀子の涙はきっと色んな感情が入り混じったものだったんだろうとは思うけど、何を一番思って、何に対する涙だったんだろう。
色んな角度から考えることができるよね。

お姉ちゃんはよくお母さんのこと見て観察してるんだね。
真似して、弟のお世話してあげて、、。
大好きなお母さんを心待ちにしてたよね😢

よく言われる話だが、母親は悪いけど、見向きもしない父親や周りの環境にも問題がある。
それはわかるけど、将来、私たちはこの母親のようになるかもしれない。
それこそ環境によって自分自身がこの母親のようになる可能性もあるんじゃないかな?
もちろんそうなってはいけないけれど、育児という過酷な状況の中、自分が壊れない自信は持てない。
今の自分では。
将来のことを思うと不安は大きいし、「こんな事件があったんだ」「ひどい母親だ」「信じられない」と一歩引くんじゃなくて、もっと身近な問題として向き合うべきなんじゃないかな。
Riri

Riri