ゆーき

子宮に沈めるのゆーきのレビュー・感想・評価

子宮に沈める(2013年製作の映画)
5.0
まず見る人を選ぶ作品である事は間違いない。
この映画を見て気分が悪くなったり、体調が悪くなる人は必ずいるし、僕がそうだった。

実際にあった育児放棄の末の幼児餓死事件を元に作られた映画だったけど、めちゃくちゃしんどい。
個々人の心理描写が上手すぎて引くレベルに表現力が高い映画だった。
この映画を見終わった後の脱力感とやるせなさが大きかった。
BGMは一切なく、カメラワークも固定されているものが多く、それ故に想像を掻き立てるシーンが非常に多く、かつ真に迫る伝え方だった。
映像作品としては文句なしの満点だと思う。

再生中にシークバーを見てはいけない。
およそ120分のこの地獄は永遠と呼ぶにふさわしかった。
ゆーき

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