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あなたを抱きしめる日までのオタクのレビュー・感想・評価

あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)
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フィロミナとはカトリックの聖女の名前だそうで、このこともカトリックへの皮肉だと反発をくらったそうだがカトリックを信仰していない自分からすれば、あれだけのことを受けても信仰を失わず最後には修道院を赦すところが(本当に理解できない価値観だが)まさにカトリックの聖女なのだと思う。

この映画のカタルシスは、母も息子も互いを探していたことがはっきりするところと、この出来事を記事にすることをフィロミナが了承するところであると思うが、この作品はカトリックの女子修道院での出来事を批判しつつも、彼女の宗教への姿勢を通した非凡な人生観にあると思う。のだが、カトリックを信仰する人にとっては共感を持てる価値観なのだろうか……。
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