あなたを抱きしめる日までの作品情報・感想・評価・動画配信

「あなたを抱きしめる日まで」に投稿された感想・評価

🐷
未だコロナが収束の気配すら見せない昨今、皆さんどうお過ごしでしょうか?
私もさすがに映画館に行くのはひかえるようになりました。

こんなときは自宅で過去の名作を見るのが一番ですね。


🐼
この映画は厳しいキリスト教の戒律により、10代で子供を出産したものの、その子供と離れ離れにされた主人公が、
50年ぶりに我が子と再会する感動の作品です。
しかもなんと実話。


🐯
もしあなたが、数十年間離れ離れにされた自分の子供と会えるとなったらどうでしょう?
仮にその子供がコロナに感染してても抱きしめてしまいますよね。


しかし…
私だったらこう言うでしょう。








「こっちにコロナ!」



ゴメン
chiyo

chiyoの感想・評価

4.0
2014/3/18
10代で未婚のまま妊娠したフィロミナ。確かに彼女の行動は軽率だったとは思うけれど、その後に彼女が受けた仕打ちはあまりにも酷い。そんなフィロミナが始める息子探しの旅は、拍子抜けするくらいにあっさりと終わる。が、この映画のメインはそこではなく、修道院の在り方を問うことこそが本題。宗教上フィロミナが犯した罪は赦されないものかもしれない、でも、嘘を吐き人を欺くことは罪にはならないのか。シスターたちの言動は、神の御名を隠れ蓑にした横暴としか思えない。マーティンと同じく、修道院に対して憤りを感じるばかり。シリアスな内容だけど、コミカルな演出が多々あり、無駄に深刻ぶってないのが逆に良い感じ。しかも、ロマンス小説大好きなちょっぴり変わったお婆ちゃん役が、ジュディ・デンチに凄く合ってる。ただ、この邦題だけはどうにかならなかったのかなぁ。
よし

よしの感想・評価

4.0
「最高の結末だわ、100万年に一度よ」スティーブ・クーガンによる脚色脚本とジュディ・デンチの名演。ジョークを飛ばす皮肉屋のマーティンと、そうしたジョークの一切通じないフィロミナ、二人の素晴らしい演技と化学反応が愛しい。政府の広報担当を問題で辞めたマーティンはロシア史の本を出したいと考えながら、以前は低く位置づけていた社会面 = 三面記事を書くことに。彼の"神は信じない"という信条もフィロミナと対比されていて良い。物語は道半ばで予期せぬ方向へ転がる。そして終盤でもまた驚きが。胸打つ赦しと再会、全ては神の解釈を意固地に誤った下らない仕返しに端を発するものであったとしても。このごまんとありそうな邦題は覚えられないけど作品自体は一見の価値あるほど心温まり素晴らしい。
脚本ばかりか製作・出演もしていて、(断じて賞レース必死で女性軽視なハーヴェイ・ワインスタインなどの功績ではなく)まさしくスティーブ・クーガンによる作品だと言っても過言ではないだろう。おかげで笑いどころも多く、ドラマなのに、コメディとしても機能している。そこで描かれるのは時代と共に余計不適合になっていくカトリックの厳しい戒律への疑問符。この心揺さぶられる実話に基づく作品は画一的にカトリックを断罪・告発するための作品ではない(と信じたい)が、少なくともかつての修道院の誤った方針に疑問を呈し、今なお根強く横たわり多くの人々が人生を狂わされ続けているアイルランドの養子問題を広く公にすることで打開策に向けて皆が向くよう突き動かしてくれる作品ではある。そんな表現の可能性を信じたくもなる。

オックスブリッジ「物語的に」チャンネル10「降板しましたが」BBC「以前は」 "Is funny, isn't it?" 楽しんだこと、セックス。主役は?悪役は?あなた皮肉屋ね「100万年に一人だと4人に」「おっと10万年に一人か、もう10人に言ったから割り足した」幸せじゃない方の写真を載せるのね。マーティン、変更できるチケットなの?息子を知ってた人に会いたい「ブランデーでも飲む?全部飲んだね」あなたに似た人が「会ったよ。ホワイトハウス」レーガン&ブッシュ政権の主席法律顧問です。彼はゲイでした「アンソニーはアイルランドの話をした?」快感を重視してコンドームをしない人もいるのよ。オックスブリッジだからって「ケルティック・ハーブ」「一巡して元へ」怒ってる「さぞ疲れるでしょうね」私はあなたを赦せない「記事にはしない。私的なことだ」記事に「筋を聞かせてくれ」
宗教のダークサイドをマイルドに伝えた

修道女が生き別れ状態になった息子を探すためにジャーナリストと米国まで行った結果、驚愕の真実を知ることとなる。
その真実と自身が信じているキリスト教の教義とで煩悶してしまうという深淵なテーマを俳優の好演により映画としてマイルドな仕上となった
yui

yuiの感想・評価

4.0
歴史的に観る意味も価値もある映画。
1952年、アイルランドで未婚の母になったフィロミナが強引に修道院に入れられ、強制的に息子を奪われ、息子を追わない事を契約させられてしまい、50年の沈黙を破ってジャーナリストのマーティンと息子探しの度にアメリカに渡る所から始まる実話を基にしたお話。

生きた時代や宗教が違うので衝撃的な内容ばかりだった。未婚の妊娠の罪。セックスを楽しんだ罪。それで親に勘当されて強制的に修道院行き。修道院からは大金を払わないと出られず軟禁状態で奴隷のように働かせられ、出産も無麻酔で幾人もの母子の命が失われ、無事に産まれても1日1時間しか我が子に会えず、知らない間に我が子を修道院から売り飛ばされる。その挙げ句、子供と一切関わらない、探さないという誓約書を書かされる。人としての尊厳なんて何もない。
時代が進んでも、過去を隠蔽していたり、嘘をついたり、神とは?信仰とは?と、とても腹立たしく悲しくなってしまう。

ストーリーは想像以上にテンポが良く、二転三転するので飽きないし、ショッキングだったりするんだけど、フィロミナの愛らしく楽しく朗らかな人柄にかなり救われるしほっこりさせられる。
観ている側としてはマーティン目線で観る人が多いと思うんだけど、ラストは二人の間に友情が生まれ、マーティンに心救われます。ありがとうマーティン!!ってなる😭

カトリックの悪い面での歴史を突き付けられて凄く不快に感じるし、フィクションだとしても、ここに出てきたシスターヒルデガードのように信仰で自ら貞操を守り続ける事で、個人的な嫉妬心を持ち婚前妊娠をした女性を虐待する人はきっと今もいると思う。少なくとも、どの時代にも。

凄いなと思ったのは、こんなにカトリックの悪い面が描かれているのに(盛られてるとも思うけど)、カトリックの総本山バチカン市国で上映会が催されたこと。ローマ法王は、特定の映画は観ないと常々仰っていただけあって、世界的に注目もされていたし、それだけではなくローマ法王がフィロミナを招いて面会もしたそう。
今も6万人以上のアイルランドカトリックの女性たちは我が子の居場所が分からずにいて、フィロミナはその人達の為にプロジェクトを設立したんだとか。
知らなかった史実を知れる映画は本当に観る意味があるなと思います。
GENOKEN

GENOKENの感想・評価

4.0
凸凹コンビの珍道中ミステリーとしての本作はセンチメンタルにならず、独特のドライなトーンとユーモアで描く。脚本、演出もさることながらジュディ・デンチが強く深い母の愛をチャーミングに演じて相変わらず素晴らしい。
ぬまつ

ぬまつの感想・評価

4.0
終盤に出ると思っていた結論が、中盤に出ました。
残り半分をいったいどうするのかと思いましたが、その残り半分が素敵でした。
息子との時間を取り戻す旅がそこから始まりました。

主人公のフィロミナが可愛い子供みたいなキャラクターだったから、
その分終盤の大人な振る舞いのはグッときましたね。
そしてまたラストで子供に戻る演出が可愛い。

フィロミナの苦しんだ50年が、最後に報われて本当によかったです。
マーティンは「赦せない」と最後まで突き通しましたが、
それだけフィロミナのことを、取材相手としてではなく、
純粋に救ってあげたい友達として見ていたのでしょう。

添えられたBGMも、素朴ながら優しさに溢れたもので、
ストーリーの味を温かく引き出していました。

ジュディ・デンチの演技も、言うまでもなく素晴らしかったです。
天然なキャラクターながらも勇敢な内面を持っているフィロミナを
見事に演じ切っていました。

重いテーマではあるけど、温かい気持ちになれる、全員にオススメできる作品です。

邦題、内容と違うと言っている人もいますが、
あながち間違いでもない、いい題名だと思います。
最後、抱きしめることができたと思うので。
tana

tanaの感想・評価

-
シスターヒルデガードとフィロミナ、果たしてどちらが神に近いのか。
ゆぅ

ゆぅの感想・評価

3.8
アイルランドの修道院で起こった史実。
50年もの間、修道女達が隠ぺいしてきた事。

色々あって生き別れになった息子に
会うため、記者と海を越えて……

真相が早々に分かっちゃったから
途中は何の映画か忘れそうになったけど

フィロミナの罪とは…
神を信じない元エリート記者…

二人には決して接点がないかと
思いきや…後々分かってくる真実。

ラスト20分~
「ひどいひどいよ。」
苦し涙でした😭

この映画の旅で
二人が取る行動、言動の対極さ。

フィロミナの台詞がとても心に残る。
「赦しには大きな苦しみが伴うのよ」

人を憎むより赦す。
むずかしいことだけど
他人と上手くやっていくには大切なこと。

怒ってる険しい顔して
シワが増えるほうが嫌だ(笑)


ジュディ・デンチ演じるフィロミナの
キャラクターが良かった🥰✊🏻
記者のジョーダンが通じないし
愛読書はピュアなラブロマンスもの。
下ネタ好き?なのもユーモラス(笑)
二人の掛け合いのおかげで
暗くなりすぎず100分以内で
とても見やすい人間ドラマ。
hana

hanaの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

実話に基くヒューマンドラマの傑作。
フィロミナの物語は、一人でも多くの人に知って欲しいし語り継いでいきたい。

元政治顧問で現ジャーナリストのマーティンの協力の元始まったフィロミナの生き別れた息子探しの旅路。

マーティンとフィロミナには共通点があまりない。国、文化、階級、宗教観、職業等全てが違う。そんな二人だから会話は何だかぎこちない。旅を通して、フィロミナのチャーミングさと従順なカトリック精神にマーティンが吃驚しながらも受け入れていく過程に心温まります。

修道院の神父やシスター達が犯した罪を知れば知る程、遣り切れない悔しさを感じてしまいます。経営や体裁を守るために若い女性達の人生が壊されて、修復不可能になってしまった。その罪は、神への祈りにより償われて救われるのか。

観客の心情に寄り添っていると思ったのは、マーティンの詰問シーン。真実を知る権利をも奪い取られたのなら当然の反応だと思える。

フィロミナ自身の内なる葛藤の末に下した「赦す」という決断。目を背けてきた罪人には、「赦さない」という言葉よりも重く肩にのしかかるのではないだろうか。

運命に翻弄されながらも強く優しく生きて大きな愛で包み込むフィロミナ。彼女の人生がこの先ずっと幸せでありますように。恐らくマーティンもそれを願いながら原作を執筆したのではないだろうか。
>|