未婚の母となり幼い息子を修道院に取り上げられたフィロミナ。
50年経ち「赤ん坊を産むこと」と「隠すことで人を欺き続けること」のどちらが罪かを自問し遂に息子を探し始める。
赤ちゃんを産むことはどんな境遇であれ罪じゃないよ。嘘をつく方がダメに決まってる!!けれども信仰ってやつは、そんなシンプルな問いも複雑にしてしまう。
そんな信仰のもとで修道院のシスターたちが行った所業は私なんかからしたら到底赦すことなんてできない。
コレが実話だったことがショックです。取り返しがつかなくなる前に少しでも多くの親子が再会できればいいのに…ってそんな単純なもんじゃないか。
息子を探している間のフィロミナの揺れを見ているとね…。