Bulleen

グランド・ブダペスト・ホテルのBulleenのレビュー・感想・評価

3.7
すべての物語は人々によって語られたエピソードである。
この物語はある作家によって語られる(現代)Mr.ムスタファが語る(1960年代)コンシェルジュのムッシュ・グスタヴの話(1930年代)。

ホテルのコンシェルジュであるグスタヴはお金持ちの老女マダム・Dに贔屓にされていた。ある日彼女は何者かに殺害されてしまうが、彼女は遺言で高価な「リンゴを持つ少年」の絵をグスタヴに譲ろうとしていた。しかし、復讐を目論むマダムの息子と彼に遣された殺し屋ジョプリングから追われることになって…という話。

冒頭で語り手が何の前触れもなしにコロコロ変わって戸惑った。ウェス・アンダーソンの相変わらずの世界観!どこか淡々とした登場人物たちとおしゃれな色彩感覚、少しのグロさが合わさってその独特の世界に引き込まれる。しかも俳優陣が豪華すぎる!
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