たく

グランド・ブダペスト・ホテルのたくのレビュー・感想・評価

4.7
ウェス・アンダーソン監督のカメラワークや編集の様式美がハマり過ぎてクライマックスとか大興奮だった。
全体にメルヘンチックな映像にほんの数シーンだけ入るグロ演出がものすごい効果的で恐れ入りやした。
BGMがロココっぽい典雅な音楽なんだけど、ときどきティンパニがとどろき迫力を演出するのが良い。
クライマックスで銃の打ち合いで花火みたいな音がするシーンもすごい迫力。
現在のシーンをシネスコサイズ、回想シーンをスタンダードサイズにする演出もおもろい。役者陣では殺される老女役のティルダ・スウィントンがすごかった。
冒頭でゼロがグスタフについていってその間グスタフがずっとスタッフに指示を出し続けてるところが、「未来世紀ブラジル」で昇進したサムが新しい職場についたときの上司が歩きながら指示出し続けるシーンとそっくりだった。
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