このレビューはネタバレを含みます
ツボすぎた。どストライク過ぎた。
持ち物ほとんどピンク&ヨーロッパ建築好きな自分にはもうビジュアルだけでずっと目が幸せで離せなかった。色彩ガーリー天使のアール・ヌーヴォー👼
メンドルのパッケージの可愛さなんてもう、、、!ヨーロッパに実在するレベルの可愛さを掛け合わせて最強のものを作ってるのが良い。作り物すぎない可愛さ。
マンナーのお店と、歴史あるケーキ屋さんを融合させたみたいな。
そしてストーリーも文句なしに好きだった。自分も素のまま情けは人の為ならずを体現しちゃってるようなグスタフみたいな人間になりたい。
会話やテンポがシュールなところが逆にリアル。人間臭い師弟関係とても良い。
グスタフ好きすぎる。巡り巡ってくる情けを、おごることもなく、まんざらでもないみたいに受け入れるのが可愛くて仕方ない😭老人になれたゼロも。z to A って詩に入れることができちゃうアガサという名前も。
キャラクターたちの見た目が文章表現で生み出されたかのように特徴的で、原作読んだっけな?ってなるレベル
ロマン派のくさい詩がこれほど力を発揮する場面はない。ずっと聴いてたい美しいセリフに聞こえる。
なにより好きなのは、かわいい映画だった♡で終わることないところ。
こんな非現実的な冒険をしたアガサが伝染病であっさりと亡くなるのも、ロマン派の詩が大好きなグスタフが権力と暴力に支配される世の中への人間的な抵抗をして死ぬのも、ゼロの人生に普通の日々があるからこそ、より宝物みたいに思える思い出を一緒に体感させてもらえたみたいで、一番心を掴まれた。
最後に少女と一緒に本を読み終われるから最高。どんな人間の人生にもドラマがあるなって人間愛を噛み締められた。好き。