洋画を観てるとアメリカ人ってすぐにパニックになり人の話を聞かずワーワー喚き出すからイライラしませんか?
もちろん、人間窮地に陥れば平静を保つことは容易ではないと思いますが、助かりたいならまず専門家の言うことを聞こうという思考にはなると思うのですが、、
あらすじとしては、ロサンゼルス市警の911(緊急通報用電話)でオペレーターをしていたジョーダンが誘拐された少女からの通報を受け、微かな手がかりとともに少女の救出を目指し犯人に迫っていきます。
サスペンススリラーとしてはなかなか良質だとは思いますが、個人的に"ハラハラ"以上に"イライラ"してしまったのでそこまで楽しめませんでした。
いちいち詰めが甘かったり、無駄な行動が多く、何でこうしないんだと疑問に思う点が多かったです。
犯人が犯行に至る動機としては『オールド・ボーイ』の要素があり、サイコキラーとしては『羊たちの沈黙』のバッファロー・ビルに通じるものがあります。
けれどもそのようなサスペンスの秀作を彷彿とさせる一方で、比べるとどうしても見劣りしてしまうのもまた事実です。
まあでも主人公のジョーダン(ハル・ベリー)が抱えるトラウマであったり、伏線の部分は評価できます。