トルコからドイツへの100万1人目のゲスト労働者のフセインは、30年前一家でドイツに移住し、妻とドイツ人に帰化した。しかし故郷への想いを捨てられず、トルコに家を買ったことを家族に告白する。
家を改修するために、それぞれに仕事や家庭に悩みを抱えた3世代の一家で、トルコに旅行することになる。
孫のチャンクがかわいい。
移民のアイデンティティの難しさ、故郷がどっちなのか、どっちでもないような、喪失感。移民でありながら、ドイツで生まれ故郷の記憶がない三男の立場が、興味深かった。
家族のストーリーが語られるところ、故郷に帰って昔に戻りはしゃぐ姿、チャンクの目に映るみんなの心の姿が、好き。
「人生最大の試験は、何が重要か見分けることだ」