たくや

盲獣VS一寸法師のたくやのレビュー・感想・評価

盲獣VS一寸法師(2001年製作の映画)
3.0
江戸川乱歩の『盲獣』(変態サイコパス殺人鬼のお話)をベースに、『一寸法師』という名の小さな殺人鬼をオリジナルで足したサスペンス映画。

『盲獣』役の方が以前のお仕事場でお世話になった役者さんなので、いつか観ようと思っていた😆
U-NEXTで配信されていたので、やっと鑑賞!
『盲獣』の演技が本当に凄かった🤣
この役は盲目の殺人鬼であり、得意とするマッサージで女を魅了し、時が来たらその女性を殺して白い彫刻にする。というなかなかぶっ飛んだキャラ🤣💦
まじで気持ち悪い(数人の死体を繋げてひとつの彫刻にする😨)し、最後の『最高傑作』が素晴らしい。笑
殺人鬼だけの設定をみれば『ハウス・ジャック・ビルド』に似ている。
平山さんの演技と江戸川乱歩のこの設定のヤバさは純粋に凄いと思う。

さらに、
語り手はリリー・フランキーさん。
明智小五郎は塚本晋也さん。
という日本を代表する奇才役者さんが出ているので、演技面でみたら最高の出来栄え。


しかし、ストーリーは壊滅的。笑
というのも、江戸川乱歩『盲獣』の要素はめちゃくちゃ面白いのに、『一寸法師』の話はまじでいらなかった。笑
オリジナルを加えたことで、明らかにマイナスになってる。
原作のほうが絶対に面白い😅💦


わたしは変態作品や変な設定が好きなので(笑)
江戸川乱歩の作品にまた改めて興味を持った✨
たくや

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