4nobu

クラッシュの4nobuのレビュー・感想・評価

クラッシュ(1996年製作の映画)
4.0
これぞデヴィッド・クローネンバーグといった映画
扱う性癖にほとんどの方が理解できず、異常とも思えるがそこは悪趣味にならずちょっとセンス良く見えてしまうから不思議。
生命が自動車事故によるクラッシュで損壊する時のエネルギーを性のエネルギーに変換する発想は観ていてハラハラする。
タランティーノのデス・プルーフのあの瞬間を前編ずっと観させられている緊張感があった。
主人公のラストのセリフの意味するところ、最期に行き着く望みはやはりそこなのかと思うとなんとも怖い映画を観たと思った。
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