鴉

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャーの鴉のレビュー・感想・評価

4.5
マーベル映画は今まであまり見てきた方ではなかったけれど、少なくともアクション面では今まで見たマーベル映画の中では1番かっこいいなと思った。
カーアクション、ガンアクション、ステルス、近接アクション、どれもスピード感とメリハリがあり見てて思わずニヤけてしまったw
BGMを消して空気感を変え、アクションシーンへ持っていく手法は物語の流れを変える意味でも効果的だなと思ったし、同時にかっこよかった。個人的にはキャップのシールドの音がお気に入りだった。盾のムーブ音は躍動感があり、同時に重さも感じさせる気持いい低域があった。他にもメタリックな金属感もヒット音を含め耳触りの良い音だったと思う。音響編集で言うと船上へ潜入するシーンでは足音が消えていたもの好印象だった。ステルスなので当たり前なのかもしれないがそういった細かい部分でもこだわりを感じれたのは良かった。
物語としてはキャップは自分の考えをしっかり持ち、強大な敵に立ち向かう勇ましさがあった。他人を征服するのではなく、自由の為に戦う戦時中の古臭い考えなのかもしれないが、それが現代の人間とは違った思想に見えてかっこよかった。キャップ以外にもブラック・ウィドウやファルコンにもしっかり見せ場があったし、全編通してテンポが良く、無駄なシーンがないと感じた。
所謂ヒーローものは魔法や超人的な能力があったりするけれど、この映画はより生身の人間達の戦いに近いので、その点では現実味があって、フィクションすぎないのも僕の嗜好に合ってたのかもしれない。(銃や車や近接がメインなのでw)
鴉