ちなつ

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャーのちなつのレビュー・感想・評価

3.5
もう認めてしまおう。何が格段におもしろいわけでもないのに、私はマーベルが好きなんだと思う。惰性以上の何かに引っ張られて、ついついみてしまう。

それどころか、この、ぶっちぎりでおもしろいわけではないお馴染みのコンテンツ感が、スルメのように味わい出てきた。

やっぱり、金の力による、キャストの豪華さからか、とにかくみてて飽きない。

話の何が特別なアクション映画でもないし、心に残るものもないのになあ。

この映画から、今更サミュエルジャクソンにはまってきた。キングスマンとかとのギャップすごすぎ。イケメンでもないのに、出て来るとなんか嬉しいんだよね。

クリスエヴァンスは、かっこいいけど、それだけじゃない。今時の若者ではなく、ちょっと古い正義感みたいなのがあって、中身のジジイ感みたいなのがすごくよく表現できてると思った。無敵すぎない超人感、古臭い盾にstickする感じとかでいい感じの人間感で、セクシー万能白人みたいなのがギラギラしてない。本当に、キャプテン・アメリカ感。

スカーレットも最高にかっこいいけど、美男美女でむやみにイチャイチャしないのも、なんかいい。そして、ナイス壁ドン。

悪役の彼は、もうちょっと花があっても良かったな、とは思う。オーラ負け感がすごい。

でも、バレバレなのに、何故かマスクとか、そういうクサさも、中途半端な友情感、悪役グループがナチがらみとかのいかにもマーベル感がまさにスルメ感。泣くまでは持っていかない感動、目はひんむけない驚きみたいな。

続きも、もう一回見ちゃおうっと。
ちなつ

ちなつ