ジャケの眼力にやられました。
かつて一世を風靡したスーパーマジシャンの栄光と衰退、再起を描いたお話。
比較的王道な展開でありながら、マジックを観るのも面白いので楽しめるヤツです。
マジシャンとして一躍有名になったバートとアントンだったが、同じショーの繰り返しばかり&勢いのある新参スティーブの登場により没落する。
長年の相棒だったアントンともケンカ別れをし、職も財も全てを失ったバート。
傲慢な性格は変わらないまま落ちぶれていく様子は滑稽ではあるが、泣き方が子供の頃と変わらないのがかわいそうで同情しちゃう。
そんな彼がマジシャンを目指すキッカケとなった憧れであり伝説のマジシャンと出会い、人を驚かせ楽しませるマジックで再び立ち上がる。
「10年間憧れてたのに60秒で嫌いになった」
「時代が違う。あの頃は女性に自由がなかった」
「一ヵ月前の話よ」
とか、クスっとするセリフも結構ある。
ラストマジックの種明かしのクソ雑力業具合がマジでヤバくて、かなりオススメです。
マジック(物理)
お気に入りは、邪悪でおぞましいキスをしようとするバートと、マジシャン同士ならではのベッドシーンです。