たぶん、人生で最も愛した映画
恵比寿でリバイバル上映をしてたので姉と観にいきました!
ウディアレンを好きになったのもこの映画がきっかけだけど、彼の作品の平均的なテイストとは一味違っている。
元々情緒不安定がちな女性の転落と完全なる崩壊までの経過をおかしくもリアルに描いたストーリーだが、シニカルコメディというよりもはや悲劇寄り。
今作はウディアレンの作家性にケイトブランシェットの魅力(演技力・エレガンス)が高いレベルで調和しており、リアリティとエレガンスを讃え、恐らく意図した以上の美しい映画に完成しているのではないでしょうか?!
ケイトブランシェット、エレガントでリッチな風貌に、崩壊寸前のアンバランスな表情が最高に美しい。素晴らしい演技。
そのせいかいつもよりアップのシーンも多い印象で、口数はそんなに多くないものの、ひとつひとつのセリフが象徴的。
私的にはダイヤモンドみたいな宝物映画。