正直ぜんぜん好きなタイプの映画じゃなかった。
ストーリーに進展がない。深みがない。
寓話。
私はウッディアレンの映画が趣味じゃないと改めて思った。
最後まで一貫して病んだ痛々しいジャスミンだけを見せられてて。
作り上げてきた過去の栄光にしがみついて現実を受け入れられず虚栄心だけで生きてる中年の女性。
見ていてツライのは、ああいう部分が自分のなかにも無いとは言い切れないからか？
どうして見栄で嘘ついちゃうかなぁ…
そんな嘘、ぜったいいつかボロが出るでしょうよ…同性として呆れるよ！
って思ってたら、案の定。。。
でもこういう人、実際いる。
自分で自分の首しめて苦しんでるなんて、本人も言うように自業自得。
破滅的でうまくいかなくなると自暴自棄になり、あと先考えずに怒りをブチまけて旦那が捕まるように仕向けるなんてね。
男がいないと生きていけないってところでは姉妹とも同じ。
それをケイト・ブランシェットとサリー・ホーキンスが完璧に演じていた。
