くるみ

劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-のくるみのネタバレレビュー・内容・結末

劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-(2013年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2014/02/08
テレビ版とビギニングは見たもののハマるほどではなく、今回も前情報ほとんどなしで見ました。
思ってたより男性客多かった。

前半、新ヒーローの登場と虎徹の解雇までがやや駆け足で進み、展開が荒く感じました。でも後半に入ると、前半で織り交ぜられたヒーローたちの悩みが布石になっているのがわかり、よく練られた脚本なのを実感。キャラ立ちは、全体的に素晴らしかったです。
特に、テレビ版では良くも悪くも「主人公のやんちゃな娘」だった楓ちゃんが父親のことを心配し、能動的に動いていたのが良かったです。
というか、女子組はみんな可愛くて勇ましかった!ネイサンがピンクの薔薇に包まれて目覚めるシーンは、一番ぐっと来ました。お洋服や小道具もステキでした!

主人公二人については、ライアンくんがバニーちゃんとバディを組むという情報の時点で、虎兎の和解がラストだと予想されたため、二人の葛藤がどのように描かれるかが見どころでした。
前半の駆け足ぶりがやや残念だったと思ったけど、テレビ版をしっかり見てたファンなら、もっとキャラの気持ちは汲み取れたかも。
咬ませ犬的な役割のライアンくんについては、最後までウラがあるんじゃないかと思いながら見てしまったので、こっちも魅力を堪能できないままに終わったかな。
あと、私がああいうキャラと相性悪いのもある。

後半は、バトルバトルバトル!でした。同時多発の戦闘もラスボスがわかってからの集中戦闘も、伏線を回収しつつ見せ場を作る流れに加えて、一場面一場面が格好良かった!
さすがサンライズです。
最後も、これしかない!て決め技で感極まりました。テレビ版のアラがなくなり、足りない部分が埋められた映画でした。

難を言うなら、敵についてはもっと繊細に作って欲しかったけど、欲張り過ぎか。
あと女神神話については、とってつけた感があったので、アバンに入れても良かった気がした。
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