アンナ本人はSNSでベビーシッターのアピールをしていた様で、もしこれを確認していれば事件を未然に防げた節がある。しかし父親はSNSに疎く、母親もまた躾の一環で長男の携帯を取り上げている。
SNSの流行していない一昔前であれば絶対に気付けなかっただろう事件に垣間見える現代だからという兆しに対し、いや一昔前であればもっと人間関係が直接的だった密であっただろう事から未然に防げたはず、いやそもそもエミリーの子グマの事故すらも…と遡り今回の事件は起こり得なかったのではないか?とも見えてくる。
社会の形態が変化してきている昨今、家族及び親子の在り方はもちろん、現代へと受け継がれている風習や慣習の在り方を、存続の是非も含め見つめなおすきっかけになればいいんじゃないかな。
「ホーム・アローン」...「エスター」(2009)...「フォービドゥン 呪縛館」(2016)...