このレビューはネタバレを含みます
学校の経営難から音楽活動の廃止と顧問を務めるマーティが解雇されるのを聞いた生物教師のスコットが賞金目当てで総合格闘技「UFC」に参戦する話。
こういうのが観たいなーって期待していた通り、いや、期待以上に面白い映画だった。いくらレスリング経験があるとはいえトントン拍子にうまく話が進みすぎなところはあるけど、生き生きとした多数のキャラクター達がそれぞれに絡み合って終わった後に凄くハッピーな気持ちになれた。こういう笑顔になれる話は大好き。歳の離れた音楽教師のマーティとの友情も熱く、クライマックスの激励には思わず泣かされそうになってしまったじゃないか。トレーナーのニコもいいキャラしてたし、この愛すべき3人を中心にマリアやマリアの父親や生徒達や夜間学校の人達や兄やその家族や果ては対立していた校長まで一つにまとまっていく過程がとても気持ちがいい。もともと主人公を応援したくなる映画が好きなので俺も一緒になって応援して熱くなってしまったよ。ベタといえばベタだけど、こういう展開好きだなーってのが沢山詰まってて、ここがもう少しこうだったらなーって不満点もほとんどなく大満足！あ、でもコメディ映画にありがちな食事を無駄にするシーンとゲロシーンだけはやっぱり苦手。
