何故か娘ではなく母親が鏡の国へ迷い込むという珍しい設定のアリス。
原作「鏡の国のアリス」の世界観を忠実に再現しているが、原作を読んでいる事を前提に製作したとしか思えない程のカオスさで淡々と物語は進むので、予習しないまま鑑賞するのは危険。
吹き替えは勿論、字幕ですら理解に苦しむと思う。
逆に言えば原作ファンの方にはかなりおすすめ出来る作品で、正式発表時に削除された挿話「かつらをかぶった雀蜂」が描かれているのも嬉しい。
衣装やCGに関してはチープでまるでお遊戯会の様で個人的に好みではなかった。
しかし何回かアリスの服や髪飾りが変わる演出は好印象で制作側のこだわりを感じられる。
全体を通して個人的で楽しむ分には好きな作品。
メモ:=10、11、11、13、16=64