パエリア太郎

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常のパエリア太郎のレビュー・感想・評価

4.3
林業の映画ってそんなねぇ、ねぇ?
あと、まぁ大体の大枠を想像できるじゃないですかー。
然し観てみると、まさに大木のようにどっしりストレートに全てが詰まった最高の青春、お仕事、成長ストーリーでした!!
年に1回は観てしまってます。

まず、役者さん達がみんな良いなんて野暮な事を言いつつ、特に伊藤英明さんは肉体力、生命力、今そこにいる仕事人という匂いまで伝わってきそうな、、最強でした。

長澤まさみさんは居るだけで素晴らしいんですが
「神去で生まれた女やさかい、神去の村よう捨てん。」みたいな、歌詞に歌詞をかぶせるのもあれですが
僕は永年の七不思議の中に
「渡良瀬橋」の中で何故、森高千里さんは一緒になれなかったのかってのが有るんですが、劇中ずっとその解答なのではないかと
長澤まさみさんが森高千里さんに見えてきて、錯乱しながら見てました。
でも長澤まさみさんがいれば、携帯なんか無くても生きていけるとも思いました。

自然、田舎暮らしを手放しで良いものという描き方をしてない点に好感が持てる。
不便さだったり、こういう表現がいいのかわからないですが、陰湿さというか
きちんと描いてる中で決断していく様が超好感を持てました。

命たくましさ、命の尊さを大袈裟ではなく、実感できる作りとなっており、未来の為の林業と汗臭い子作り、SEX!
続けていく命なんて大きくて真っ当なテーマを下品で愉快で可愛らしく描いてることも超好感!!

あとまぁ、よく出来てるとしか思いようがない
序盤、川から水を飲まなかった主人公が中盤では川でどうしたか
ヤンキーの手ぬぐいがどう使われたか
おやすみー!のしつこい応酬がどう活かされるのかetc.....
あげれば切りがないほどの感動スポットが用意されていて、明るく楽しい最高の映画でした!
パエリア太郎

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