今は無きチャゲ&ASUKAのPV。ASUKAがお薬に手を出しちゃったもんで日の目を見なくなっちゃったじゃないか。同じミヤザキさんの作品なのに。
PVとはいえ、この時代の宮崎駿にしては珍しいSFファンタジー物なのにねぇ。しかも結構デストピア感ある世界観。
放射能汚染と地価都市、宗教団体、サイバーパンクな警官。
羽根の生えた少女は、天使というよりかは何処かクリーチャー的なイメージもある。
作画枚数に制限があったのか知れないけど、同じシーンの繰り返しが多い。これを上手く演出的に持ってきてるのは流石だなって思う。
一方で、この繰り返しの演出をもって色んな解釈があるようだけど、僕はそこまで深くは考えないなぁ。単に予算とスケジュールじゃね?と思う。
岡田斗司夫は「実は少女は死んでいて、救い出すのは二人の警官の妄想」とか言ってるけど、あまりピンとこないな。
かなりファンも多いこのPVだけど、コレが好きな人はみんな、やっぱり宮崎駿には冒険活劇を作って欲しい、と思っていたんだよね。
6分程度のPVとはいえ、この時期にこの欲求が満たされる作品が作られた事は奇跡だったと思う。