日向日向

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンの日向日向のレビュー・感想・評価

4.5
インフィニティ―・ウォー公開記念②

映画の革命を起こしたアベンジャーズ。
堂々たる登場により、本格的にユニバースの広大さが目の当たりになったフェーズ2の終幕(本来であれば『アントマン』だが)を担う作品として封切りされた。
実際のところどうかというと、不要なシーンであったりと多々あるがやっぱり面白い。

”ウルトロンの時代”などと大袈裟な表現を通していたが、蓋を開ければ”ウルトロンの一週間”という方が相応しいタイトルになったわけだが、気にしないでおこう。何よりも、以降に続くフェーズ3への伏線を張りまくるのに必死だったように思えた。
キャップとアイアンマンの対立描写はあれだし、ソーがアスガルドを壊す云々はあれだし、ワカンダは言うまでもなくあれだ。それでもって、インフィニティ―・ストーンに関しては明日公開のあれだろう。
インタビューでも述べていたが、オタクが監督に前作以上を求めすぎた。その結果、壊れてしまったのだから何とも言えない。

だが、やっぱり面白いのだ。
各ヒーローがそれぞれの愛、信念を押しとおしながら、衝突し、解散して最後に集結する様は何と言っても熱いのだ。前作との区別化の努力にも抜かりがなく、総じていい出来だし、自分は大好きだ。
だが、要所要所の不満点が悪目立ちしてしまっているのだ。
ジョス監督にはゆっくりと休んでいただきたいものである。

その意思を受け継いだルッソ兄弟が、明日再び伝説を作る。
我々はそれを静かに待ち続け、衝撃に備える必要がある。僕自身、気が気でならないということで、総評とさせていただきたい。
日向日向

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