ポケモンはボーイミーツガールの物語ではなく、サトシミーツポキモン、ひいてはサトシミーツピカチュウの物語であることが本当によくわかる。サトシに島のおてんばオカリナ少女が挨拶代わりに頬にキスをする場面があって、これぞボーイミーツガールなのだが、サトシは顔を赤らめることなどは一切せず、ストイックなまでにルギアやポケモンたちとのコミニュケーションのみを取り続け、人間同士の交流はいわゆる蚊帳の外でカスミやオカリナが色恋の話で盛り上がっている最中も我関せずを貫いている。そんなところに女は、そんなところにポケモンは惹かれて心を開くのかもしれない。
とにもかくにも世代ということで懐かしさが爆発した次第であった。
