『チャイニーズ・オデッセイ』の後編、前作に比べるとドラマの進行がまともになっているがそれでもいつもの『西遊記』に比べると話が全然違う方向に進んでいることに注意。そしてチャウ・シンチーなのでやはりギャグがメインになってくる。
もっこり遼ちゃんばりに女にうつつを抜かす孫悟空が転生した主人公の女癖の悪さに苦笑い、そして敵である牛魔王の関係者にまで手を出して敵味方両方混乱させるのがひどい。
それでもラストの大スペクタクルアクションの迫力は凄まじいし、いつもの『西遊記』とは違う輪廻転生を繰り返しながら貫いた愛が成就する結末が清涼な余韻を残していく。
でも最後に持っていくのはン・マンタと前作妖怪で登場した二人のヒロイン。