たけき夏アニメーション

進撃の巨人 ATTACK ON TITANのたけき夏アニメーションのレビュー・感想・評価

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)
4.0
声が画と微妙にズレてね?とか、演技がウソくさすぎね?とか、巨人とか作り物だってわかるだろとか色々思うけど、
特撮を見る脳で見ると全部長所に変わるような気がしました。


前情報で「原作ファンは怒る」とか言うから、
さぞキャラが所謂リアル方向へ改変されてんだろうな〜、みたいな気持ちで見に行ったら、
俺が漫画で読んだあいつらが割といい感じにそのままで出てきたので、燃えた。否、萌えた。

特に、サシャとハンジ!
サシャが芋食いたくて仕方ない食いしん坊描写とか、本当好き。もう大好き。
日本の女子大生みたいな顔したネーチャンが兵団服着て芋をガツガツ食うとか…萌え以外の何物でもないでしょ!ベストガール!

わたくし、脚本の町山智浩さんファンで皆さんと同じくラジオとかポッドキャストとかしょっちゅう聞いているんですが、
御方が『サマーウォーズ』の「ヒロインのナツキ先輩が弱い!」と言っていた事を見事回収するような、女性キャラへの萌えの味付け具合だった。
こういうの!こういうのが見たいんだよ!

巨人きちがいのハンジ姉さんも、キャラデザもほぼそのままにメニアック変態ぶりをこれでもかと炸裂させてくれて萌えでしたね。

もちろんメインヒロインのミカサのモッサリ冷酷具合もgood。
ぶっちゃけ、キャラ改変とかいうけど、原作キャラのいっちばん美味しい部分はこれでもかと引き継いでるよね。

いや〜!いいよ!一見イモっぽい日本人のチャンネーがコスチュームに身を包んで戦うのに萌え狂うって、よく考えりゃ特撮の魅力にも通ずるよね。日本でつくったかいがあったというものだ。


前情報で『炎628』とか言われたから、リアルリアルした陰惨映画になるのかと思ってたけど、決してそれ一辺倒ではなくて、俺は心の底からキャラ萌えとして見れたよ!
またあいつらに会いたい!

あぁ、サシャ、サシャ!
俺のサシャ!


あと、エレンが食事のマッシュポテトをいじくって作戦をシミュレーションする『未知との遭遇』オマージュとかマジ笑った。