2時間後のていら

進撃の巨人 ATTACK ON TITANの2時間後のていらのレビュー・感想・評価

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)
1.5
ビール2杯飲んでほろ酔いで観ればこういう映画も案外楽しめるもんです。
カップルや家族連れが多かった劇場内の、上映後のお通夜みたいな空気感とかなかなか味わえません。
原作通りなんて期待してないし、「私がこれから観るのは巨大ゾンビ映画だ」だという体で見たのである意味期待通り。
巨人のビジュアルが「しっ!目を合わせちゃいけません」みたいな類のアレで、それがキャッキャウフフ言いながら全裸で大挙して、スニッカーズ感覚で人間食べまくるんだから完全にホラー。
それを進撃の巨人でやる必要あったのか?別に「ジャンボ・オブ・ザ・デッド」で良かったんじゃないか?と言われたらただ黙ってうなづくしかないですけど。

ドラマに関しては茶番にツッコミ入れながら見るのが好きな方にはオススメです。
その時一番やっちゃいけない行動をみんな何かに操られたように次々取っていくので。
男はみんな喋る度にカッコつけまくってて、女は大体ほぇぇ…って白痴みたいで、「どしたの!?」が追いつきません。

中でもシキシマってのがもう、「カッコイイ僕…どや?(ニヤリ)」って感じのこじらせMAX。
一挙手一投足全台詞がカッコつけオブカッコつけマンで、それも重度の厨二病のカッコつけ方で、クラスにいたら絶対仲間外れにされちゃいそうなタイプなんですね。
それを長谷川さんが演ってるもんだから1周回ってもはや愛おしいレベル。
出る度に笑ってしまい最高でした。
シキシマのドヤ顔を拝む為だけに後編も見なくちゃな!と思ってます。
もちろんビール2杯飲んでから!