2時間後のていらさんの映画レビュー・感想・評価

2時間後のていら

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夜を越える旅(2021年製作の映画)

4.2

この映画、ヤバイ。
煮え切らない若者の青春ロードムービーみたいな体かと思い、まったりと見ていたら途中であり得ないハンドルの切り方をして180度映画が変わる。
びっっくりした。
ホラー見慣れてる自分です
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.5

麻薬捜査班が捜査の為に偽装営業したフライドチキン屋が思わぬ大繁盛をしてしまう←この奇抜な設定だけでもう面白い。
テンポも良く連発されるボケシーンで何も考えずに笑える。
途中中だるみ感もあったけど、うだ
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ザ・カンファレンス(2023年製作の映画)

2.8

キャンプ場で殺人鬼に襲われる王道スラッシャー。
殺されるのが地方自治体職員で年齢層も高めというのが新鮮でよかった。
職員たちの能力開発キャンプという名目で集まっているのもあって、殺人鬼に直面した際にし
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N号棟(2021年製作の映画)

1.5

コレは流石に「日本でミッドサマーをやりたかったのね…」としか言いようがない笑
死生観や死を崇める宗教の描き方も浅いし、色々中途半端なまま終わって残念。結局なんだったの…

炎628(1985年製作の映画)

4.0

圧倒された。
628はドイツ軍の移動部隊によって焼かれた村の数。
戦争で、人はここまで残酷になれるものなのか。
唐突に映る雑に積まれた死体の山
機銃掃射を食らって倒れた牛のギョロギョロ痙攣する目
大勢
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

ある日突然、日常が戦場に変わり、理不尽に隔離されていくユダヤ人。
彼らが街中で、モノみたいに、無造作に、只々雑に殺されていく。
日常の延長のように殺人が行われる悍ましさ、劇的な演出もない分、嫌なリアリ
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スマイル(2022年製作の映画)

2.8

張り付いたような不気味な笑顔がこちらをずっと見ている画ヅラはただそれだけで怖い。結局化け物系にいってしまったのは残念。

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.0

愛する余命わずかな娘の『日本のアニメ 魔法少女ユキコの衣装を着たい』という夢を叶えるために、父親がなりふり構わず周りを巻き込んで地獄に転がり落ちていく。。
まるで不幸のピタゴラスイッチ。救いゼロ。
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ワウンズ: 呪われたメッセージ(2019年製作の映画)

1.5

Filmarksで低評価すぎて逆に気になってたんだけど
・全ての伏線を全て置き去り
・正気の沙汰とは思えない所で終わる
・アル中浮気おじさん主人公がずっと不機嫌
・画面を埋め尽くす程の黒いG集団
…と
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.7

最初から最後までコワすぎワールド全開で全力疾走のお祭り騒ぎ。
工藤や市川はもちろん、新キャラも濃すぎる漫画すぎる。
得意のワンショット風時空間移動も大盤振る舞い。
ずっと楽しくてむちゃくちゃ元気出た!
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.0

しんどい……
胸が張り裂けるってこういう事を言うんだろうな…
自分の想定を超える辛さに放心状態で食欲も失う。
子供目線で戦闘シーンもないのにここまで強烈に戦争の悲惨さを描けるなんて。
子供ゆえに自分た
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

2.5

人間の残虐性を増幅するウイルスが蔓延した世界。最初から最後までひたすらグロと下衆にまみれて疾走。
一体何リットルの血糊を使ったの???
食欲・攻撃欲に加え性欲も制御できなくなるので性暴力シーンがマジで
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

タイと韓国合作による悪霊祓いモキュメンタリーホラー。
じっとり陰鬱な情熱大陸みたいな前半から一転、中盤のあるシーン以降の「これってもう詰みでは…?」という絶望感が半端ない。
終盤の怒涛のハチャメチャ地
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オオカミの家(2018年製作の映画)

2.8

今まで見た事ない映像表現に度肝抜かれた。
一体どれだけの時間と手間が掛かっているのか…。
廃墟の壁いっぱいにドロリと流れ落ちるペンキと、禍々しく変形する紙の人形によるストップモーションアニメで描写され
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

2.3

裕福な家に嫁ぎながらも孤独感と息苦しさを溜めていった主人公が異食症を発症する。
雰囲気や色使いがとても美しい画作りだけど、とにかく主人公周辺の登場人物がクソみたいな人間だらけで、異色シーン以上に人間関
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

24人もの若者を惨殺したサイコパス・榛村をあっけらかんと、全く悪びれない顔で演じる阿部サダヲが激ハマり役。ハイライトが無い洞穴のような漆黒の瞳が薄気味悪くて良かった。
榛村は被害者を徹底的に痛めつけて
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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

3.0

8000人の乗客を乗せたまま、不慮の事故で永遠に宇宙をさまようことになった宇宙船…
未来の見えない漂流で徐々に心を荒ませていく乗客たち。
これは本当に救いがない。淡々と描かれる虚無。
宇宙の広さとあま
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

2.5

「きさらぎ駅脱出RTA」すぎて笑った。
とにかく効率的に脱出する為に主人公が怪異に対して即殴る、蹴る、刺すで対応するのが気持ちいい。
車のおじさん(怪異)を石でぶん殴って「この人は、アレだから!大丈夫
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さがす(2022年製作の映画)

4.2

思っていた方向と全然違う方向に進んでいくのでかなり引き込まれた。
重たい…非常にしんどい。
だけど、最後に全てが繋がる展開はある意味爽快。
安楽死について考えさせられたけど、描き方はどこかカラッとして
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

-

軽い気持ちで見るものではなかった…
実際に起こった事件なので一層やるせない気持ちになる。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

2.5

ホラー映画に見せかけたSFエイリアン映画…
の裏で社会批判をこってりと描くジョーダン・ピールらしさ爆発。
コントロールできないものを支配して利益を得ようとするとしっぺ返しを食らうぞって感じかな~。
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.5

地上600mの古いTV塔に取り残され降りられなくなる…
想像しただけで震えるシチュエーションを、これでもかと煽るような絶望的高所映像でお送りする絶叫マシンのような映画。
ただ高い!怖い!だけじゃなくて
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

クセ強濃厚悪ふざけ。
マルチバース(多元宇宙)の特大スケール映像体験に脳シェイクされつつも、描いてるのはシンプルな愛。
鑑賞後は身近な家族や日常を大事にしようと思える。
沢山の可能性の世界は存在しても
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来る(2018年製作の映画)

3.5

オカルト版シン・ゴジラと言われている理由がやっとわかった。
ホラーとしての怖さはゼロだけど、日本中の除霊エキスパートが続々と集結するシーンがむちゃくちゃ熱い。
神主チームが新幹線で別行動を決めてからの
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

1.5

1であんなに恐ろしく気持ちの悪かったおじいが、
2で急に人間味を出してくるのは残念すぎる。
「とにかく強くて不気味で思考回路のぶっ飛んだ盲目変態おじい」という濃いキャラだったのにそこはブレないでほしか
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ノクターン(2020年製作の映画)

2.5

ピアニストを目指す双子の姉妹。
パッとしなかった妹が悪魔と取引し、才能のある姉を追い抜こうとする。
生まれる前からずっと共に居る双子で、同じ芸術の世界で競争するのはしんどすぎるなぁ。まあ、そうなるわな
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パラドクス(2014年製作の映画)

4.0

1階から9階が永遠に続く非常階段
終わりのないドライブスルー付き1本道
2つの無限ループに閉じ込められた人々を描くこの映画…そこらのループものとは一線を画すスケールとまさかの変態的な構造で最高。これは
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.0

モノクロの映像、狭い画面サイズに耳を逆撫でるサイレンの音、やたら好戦的なカモメに汚おじ(ウィレム・デフォー)の罵倒と屁…
鬱屈とした不快感が画面から伝わってきて見てるこっちも気が狂いそう。
灯台に閉じ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

もっと邪悪で不穏で嫌な物語かと思いきや想像していたよりは穏やか、というかまったりと展開される家族愛。
何か最悪な事がドカーンと起こりそうで、起こらない…。
主人公が元イケイケ遊び人だった設定とかいるか
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.2

生まれつきの病気で車椅子生活だけど懸命に生きる主人公…
と思いきや!まさかの!?嘘でしょ!?
早めに種明かしされてからも主演の子の演技が上手くて最後までずっと緊張感が途切れずハラハラしっぱなし。
母親
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.5

終始不穏な空気を湛えたサスペンス映画かと思いきや終盤のとんでも展開で一気にホラー漫画な雰囲気に。
ツッコミどころ多すぎてなんかもう逆に楽しかったです。
純があまりにも不憫すぎてもはや笑ってしまう。
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アドリフト 41日間の漂流(2018年製作の映画)

2.8

ヨットで航海中嵐に遭い、41日間船で漂流した女性の実話。
蓋を開けたら、サバイバル映画の顔をしたラブストーリーでちょっと肩透かし。
過酷な遭難シーンの合間に、カップルの幸せだった頃の回想が挟まれるので
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エベレスト3D(2015年製作の映画)

3.3

エベレストに挑む人々と商業登山や登山家のあり方など淡々と描いている。
後半のハードな展開は言葉を失う。
過酷な山の上では少しの判断ミスで取り返しつかない最悪の状況に陥るという事は肝に銘じておかなければ
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マイナス21℃(2017年製作の映画)

3.0

食料も装備もゼロで雪山の立入禁止区域に自ら入って遭難する主人公。
自己中かつ無謀すぎるので感情移入は出来ないけど、見ているだけで凍えそうな描写と過酷なシーンの連続でどんどん痛々しくなっていくジョシュ・
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

あまりにも面白くて脈が速くなった。
かっこよすぎて笑っちゃうなんて事あるんですね…
映画を見ていて時々味わえる「最高だろ!!!」という瞬間の10年分の体験を一気に浴びた感覚。
前半のナートゥのダンスシ
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.2

重苦しく、陰鬱で、邪悪。
派手さはないけど真綿で絞められるようなホラー。
悪魔はやっぱり物理よりも精神攻撃が得意なのよな…

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