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ロボコップのhorsetailのネタバレレビュー・内容・結末

ロボコップ(2014年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

アマゾン・プライム。
いつの間にかリメイクされてたのですね。元作で問題になった、着ぐるみの制約からきたのったりとした動きは、CGによりすばやい動きに進化。色も黒くなってスタイリッシュっちゃスタイリッシュだけど、つるっとした頭部を見ていると、『コブラ』のレディとか『ドラゴンクエスト』のヒムを思い出してしまう。
終始、つい元の映画を意識してしまい、改造された後も自分がマーフィーだという認識があって、どうなるんだろうと心配したていたら、途中から薬物操作で感情を失わされた。こういう手でくるのか、と苦労がしのばれる。
敵は誰が悪いやつなのか、よくわからない。小物がいっぱい集まっても〈悪〉を感じさせる役者がいない。オムニ社の社長が悪玉なはずなのだけど、マイケル・キートンが上手すぎるのかな、どうも憎めない。
いろいろ不満もあれど、結構楽しめた。最大の不満は、元作にあった、社長を人質にとった社員をロボコップが攻撃できないプロテクトを、社長が馘にして解除して撃ち殺してから、社長がロボコップに名前を尋ねるエンディングが越えられなかったこと。似たような状況、社長に銃を向けるが撃てない、にしておきながら、ロボコップが〈根性〉でプロテクトを乗り越えた。これはいかんだろう。
どういうトリックでプロテクトを外すのか、わくわくして見てたのに。
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