Kohl

ミス・ジーンズ・フィンランドのKohlのレビュー・感想・評価

3.9
フィンランド、イケテない高校生がベルベッドアンダーグラウンドを聞いて、ミスブルージンズのピケを射止めようとがんばる話。
バンドを組むことになり、高2病的な、厭世的な思考を周囲にバリバリ出して、痛さをさらけ出しながらも自分のスタイルを築いていく流れが結構リアルに描かれていて、若くてイケメンやからこんなんできるんやぞって途中から思えてくるんだけど笑、学校に坊主サングラスで行くくだりとか痛すぎて笑えた。冷戦中の雰囲気が漂うフィンランドの空気感的なものも感じることが出来る本作、いかにフィンランドという欧米音楽からかけ離れた環境で、オルタナティブな音楽を聴いて影響されてというのが新鮮、同じ高校生のダサさとかが浮き彫りにしてる。
ラストはクソダサ展開、ライブの繋ぎ編集もクソダサいけど、無鉄砲にロックに傾倒する北欧痛高校生活動期としてとても楽しめた。
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