わたしはいつも、人も映画も、出会うべき時に出会うべく人や映画に出会う。と思っているのですが、たまたま借りたこの映画はまさにそうでした。衝撃でした。
ストーリーも情景も最高でした。繊細な心情が丁寧に描かれていてとてもあたたかい気持ちになります。それは大袈裟ではく静かで冷静な表現で、どことなくコミカルですが、ひしひしと伝わってきます。そしてフランス語は何度聞いても美しいです。
最後のお庭のシーンは鳥肌がたちます。最高の幸せです。漆黒の深い悲しみから、日向の何気ない日常に進んでいくのですが、希望に満ちたナタリーの微笑みで幕は閉じる…とても素晴らしい映画です。スコア10です。
