ひれんじゃく

300 スリーハンドレッド 帝国の進撃のひれんじゃくのレビュー・感想・評価

3.9
 前作でレオニダス勢が300人で頑張ってた間にギリシャ側は何をしてたのかを描いた作品だと気づくのに時間がかかったが、相変わらず神々しい画面作りや飛び交う首と腕と脚と血飛沫は変わらず。あとマジでエヴァ・グリーンがイケイケすぎて終始か、カッコエ〜〜〜〜!!!!!!と沸いてた。あんな細腕でムキムキの男どもを斬れるわけなかろう!とかたしかにそうかもしれんがそれは「現実」での話だ。ここは映画の世界だぞ。あのような女性がいたっていいじゃないか。そしてこれは歴史の中に題材を求めた映画だけど忠実に描くことに重きを置いてないので盛り盛りの誇張表現とかももう目を瞑るべき。そこを無視できない人には単純にこの映画は向いてないと思う。「血の量が多すぎる」に関してはビャーーーっと出た方が絵的にも盛り上がるし普通にスローにした時に映えるからで、「女王が戦える訳ないだろ」に感じではあのスパルタのことだから女子供関係なく裏でトレーニングでもしてたんでしょうとしか。

 前作でなんかやべえ人きたぞ……………………………という印象だった敵のリーダーも色々な過程を経てああなったんだなと納得はできたしキャラデザは好きだしで満足。ただちょっと何かが足らんかったかもしれんという印象。何がダメだったんだろうな……前作はマッチョイズム!!!押し寄せる熱気と筋肉の波!!!マッチョイズム!!!筋肉こそ正義!!!に楽しみながらもちょっと辟易してしまったのもあり、今作くらいのバランスがいいなとは思ったものの。

 知ってたけどエンドロールでWar pigsが流れた時はブチ上がった。ここだけのために映画館で観ていいな…………………
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