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300 スリーハンドレッド 帝国の進撃のPhilMarksのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

前作で終わっていたら、それじゃギリシアはその後どうなったの?となるだろうし、サラミスの海戦自体は史実としてあったから、続編があること自体は不自然ではないんだけど、完全に蛇足に感じた。もはやレオニダスと300人の戦士が出てこない(一応、ギリシア人の士気に影響を与えたという建前だが)ので、300というタイトルを冠しながらも、全く面白さは異なっていた。海戦ということで描き方が難しい部分があるのかもしれないが、それを除いてもよく喋る登場人物と回想の所為で、非常にテンポが悪い。史実を異なる話で語っている〜などと製作者は言っていたものの、こうも明白にギリシア人が自由で善な存在、ペルシア人が卑怯で妖術を使う悪な存在、と描くのは流石に誇張の域を超えて西洋中心的だと、非西洋文化圏の人間としては感じたり。
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