めたわに

300 スリーハンドレッド 帝国の進撃のめたわにのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

圧倒的少数が圧倒的大数に勝利しようと戦う姿かっけー!という前作の趣旨は、無事継承されている。今回はレオニダスの誕生等ペルシア内部のドラマも盛り込まれています。特にペルシア軍の女性指揮官アルテミシアがクセルクスを差し置いて目立ってます。演じたエヴァ・グリーンの浮世離れした美しさもあり、このアルテミシアなる人物創作かと思ったが実在!本シリーズで史実との相違を語るのはナンセンスだと思われるが、かなり美化されているテミストクレスと、このアルテミシアとがまさかのサービスシーン…テミストクレスは性の強者とも描かれている。
またクセルクスの神王としての誕生秘話も映像化されていてナルホドナルホド。

2匹目の泥鰌ということで、陸から海へ、ラストではあのレオニダスの妻ゴルゴも登場しました。

前作に引き続き、中2病全開間違いなしです。



ナンセンスですがあえて史実を…
さて、本作では頭脳明晰で戦闘にも長け女性との戦い♥にも優れた万能戦士テミストクレスですが、このあと彼はアテナイ指導者あるあるの陶片追放を食らい、よりによってペルシアへ亡命します。本作を御覧になった皆さん信じられますか?ちなみに彼は、ペルシアに情報を流しつつ勝っても負けても良いように保険をかけ、戦費を懐に入れたりと、昨今の我が国の政治家に負けない汚職ぶりを発揮します。ただ唯一の救いは、亡命後命じられたアテナイを攻める命には流石に従えず自殺したこと。うーん、事実は映画より奇なり。
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