Amelia

アデル、ブルーは熱い色のAmeliaのネタバレレビュー・内容・結末

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

フランス映画らしい芸術と哲学と美しい映像。同性愛者の直面する問題(カミングアウト、周囲への配慮)と普遍的な恋愛の問題、両方描かれているからこそ共感出来る部分は少なくないと思う。青い髪のエマに心惹かれたアデルの気持ちは凄くわかる。エマ素敵。あんな綺麗な青い髪初めて見た。瞳の色とも合っててすごくかっこいい。

そもそも家庭の雰囲気も全然違って前衛的な雰囲気のあるエマの家と、保守的なアデルの家。こういう気まずさもリアルだった。

同性愛の難しさから、二人が同棲して上手くいったように見えて、でも普遍的な恋愛の問題(浮気)で終わるっていうのがなんとも。

青って色が穏やかにも冷たくも温かくも感じられる。エマの個展から一人で立ち去るアデルの青いワンピースもすごく色が綺麗だし、あのラストがすごく好き。

色んなタイプの音楽が流れてたからアデルが触れる未知の世界だったり人間の多面性だったり、LGBTの多様性を表現しているのかもしれない。
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