はじめてのレズビアンのラブストーリー。
自分の理想を追い求めるエマと、現実主義なアデルの、対照的な生き方。何よりも、終始、どこか不安そうな表情を浮かべているアデルが印象的だった。
誰かとの繋がりに幸せを見出すアデルがエマを失ってから、友人との間に溝が出来てから、いつも悲しそうな表情を浮かべているから、いつか一人でも笑うことができるようになったらいいな、と思いました。
恋愛とは縁のない人生なので、私の中での恋愛って、なんだかファンタジーのようなふわふわしたものだったり、面倒だったり、という実態のない印象でしかなかったけれど、他人との感情がぶつかり合うことで生じる、もっとシビアで熱くてリアルなものなのかな〜と思った。