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アデル、ブルーは熱い色のすみのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.3
「人生に偶然はないわ」

エマ美しすぎてびびった。
あんなのに出会ってしまったら誰でも人生狂う。 
アデルとエマが言葉の通り本当に運命の人同士で、わたしの心の中の宇多田ヒカル大先生が「♪初めてのルーブルはなんてことはなかったわ 私だけのモナリザもうとっくに出会ってたから〜」と歌い出しました。
間違いなく運命の2人だったと思うけど、エマはアデルに自分にとっての絵みたいに好きなことを見つけて欲しいと思っていて、当のアデルはただエマの傍にいて、愛して愛されたかったんだから2人の思うお互いの幸せはきっと形が違ってたんだな。

後半のアデルのあのどうしようもなさ、めちゃくちゃリアルだったな。
なんで傷つけた側が泣くんだよと思ってしまうけど、大切な人を傷つけてしまったときはほんとにわけわかんないくらい苦しくなっちゃうのもわかるもんな〜〜
エマの涙と「ゆるしたわ」の一言がとても好き。
あとキャッチフレーズになってる「あの時から、生きることは歓びになった」っていう言葉がとても美しくて素敵。
本当に好きな人は世界を美しくしてくれるような人なんだろうな。
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