涙腺コルク

アデル、ブルーは熱い色の涙腺コルクのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.0
ヴァァァァァ😭😭😭😭!!!!!

こちらの作品、とても自身の体験と
重なるところがありまして…
そういったお話が超苦手な方はスコアのみで
最後の方は特に読み飛ばしてくださいませ🙏🏻



((いつにも増して崩壊しています🔞))
 
※※※ 要所要所で本編ネタバレあります ※※※
 
 
 
まず
エマの台詞に胸グーなりました
 
『両方試した 男も女も』
『それでやっぱり女が好き』
『絶対よ』
 
それな〜〜〜〜!!!!!😭😭😭
葛藤するし、疎い頃は訳わからないし
当たり前のように教えられた通りに
異性と付き合って繋がれば、好意を受ければ
恋愛ってこれで合ってる?のか?と思うよね
  
あとは時系列的には逆だけど、
エマを探しにビアンバーへ向かおうと
意を決したっぽいアデルに助言する、
ゲイバーのイケてるパイセンの言葉がまた!
辛酸も××も舐めたであろう、
深くみっちり詰まった名言であるぅぅ👏🏻
 
『恋は性の垣根を越える』
『幸せならそれでいい 本物の恋なら』
『明日死んだって かまわない』

😭👏🏻💜
 
そこから
アデルとエマはええ感じになるのですが
 
もう、これは万国共通あるあるなのか…
ああいった場の雰囲気までそっくり。
 
ヘテロの世界でぼぉっと生きてきたアデルは
気まぐれに女友達に褒めちぎられチッスされ
わりかしるんるん♪していたら
ノリやでしかし……😰と引かれます。
 
そういった謎の気まずい悶着があってから、
エマとの待ち合わせが女取り巻きにバレます
 
『認めれば?』
『遠くからでもレズビアンのにおいがする』
『認めなさいよ』
『私のは舐めないで』
『皆も聞いてよ』
『裸で私のベッドに入って盗み見するのよ』
 
これ!これ!!これ!!!言うんだよな!
アデルもっとキレていいよ🔥
 
一人の同性を好きになるor🏳️‍🌈と知られると、
周りの同性ほぼ全員が『やめて〜🤢』って
勝手に告白の断りを入れてくる。逃げる。
対象に1mmも入っていないのに。自過剰🥇
 
じゃあお前さん、目が合ったそこらの男性
全員にときめいて発情して漏れなく愛してこぃ🤗
 
脱線してしまいましたが、
ここからじわじわ、
ハッピーと不穏が入り混ざります。
まさに恋愛ってそれよね!(何様)
 
まずお互いのおうちに招き合うヒヤリ感。
エマんちは上流階級ハッハー🍷👨🏻な感じで
エマ一家の好物である生牡蠣がズラリ🦪
アデルは苦手な生牡蠣を丸呑み🥲💮
からの貝合わせでs
 
事後、エマは
『もう少し実践して』と言います。
エマはしっかり行動で示してほしい。
アデルは
『努力する。全身全霊で』と言います。
アデルは、この初めてだらけの昂りを
表現して伝える言葉なら沢山持っている…
けれどもそれは、受け取り側次第では
その場しのぎにも聞こえてしまうかも??
 
エマはだいぶサインも助言も出すけど、
最終的には抱え込んで察してタイプなのか、
アデルが恋で視野狭くなってしまったが故に
元々の鈍感に拍車がかかってしまったのか
 
エマの想いを表すように、物語の後半は
熱いブルーの髪色は色落ちしてくる
熱が冷めていくように 下降していく。
 
大きな決定打があり、
ふたりは長い月日 会わなくなります。
 
カフェバーのような場所で久々の逢瀬🥹
アデル、まだ断然エマがだいすっき。
ここでの二人の目の演技が凄くてつらい。
 
『今は別の人がいる』『わかるよね』
『でも想いを抱き続ける』
『いつまでも』『死ぬまで』
 
二人ともギャン泣きしているのですが
最後には笑って別れます。泣き笑いです🥲
 
 
ラストシーン。
アデルがエマの絵画個展へ向かっています。
今度はアデルが青いドレスを身に纏って。
また燃え上がるように…
(と解釈しました。)
 
一方エマは冷静な真っ黒の服。と、
青に対極をなす赤をインナーに着ていました
 

……
………
 
ビアン映画のハピエンください😭🥀
 
というのも、
この作品が素晴らしいのは勿論ですが
個人的に元カノとの状況に被りまくって
豆腐メンタルさいの目切り状態でした🌀
 

元カノはアデルに似ていて、男性にモテて
気ままで思ったこと正直にズバっと言うけど
笑うと可愛くてなんでも許せちゃう雰囲気。
その反面、劣等感があり
クチャラーで🤣🍝♥ 押しに弱く断れず
ノリで大勢の男性と軽く関係を持つ
器用そうで不器用なストレートさんだった。
 
美術系専門校で、後ろからその子に
いきなりグイグイっと声をかけられて
『一目惚れだったよ、いっしょに帰ろ』
『女の子を好きになるなんて初めて』
『今までで一番好き!大好き!愛してる』
 
こんなこと言われたら私はヘヴン😇🙏🏻
 
私はエマみたいに派手な原色髪をしていて
(容姿は全く似ていません)
物心ついた時から女性が恋愛対象であり、
タチであり、クリムトや🦪が好きであった笑
 
私はあんな風に怒ったことはないけれど
終わり方の原因も大体一緒だったなあ〜
 
ということで
非常にエモ?い?追体験のできる🎞でした
 

個人的に好きなポイント

アデル先生のポッケに
さり気なくお花入れる子🌸

アデルが『大草原の小さな家』の
ローラを彷彿とさせる可愛さ。
 
二人がいつものベンチでキスをするシーン。
夕陽?西陽?木漏れ日?☜
唇が離れるたびに光が溢れて綺麗!美しい!