Lizettte

アデル、ブルーは熱い色のLizettteのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
3.5
レズビアンカップルの話だけれど、至って普通のカップルと同じように描いているのが素晴らしい。2人の喧嘩シーンで、本当はストレートなんじゃないかという話題にはならないのにもそう思った。創造的で安定を好まないエマと、好きなことを諦め安定を望むアデル、彼女たちの両親もそれぞれ考え方が違う。性格も、育ち方も正反対の2人が一緒に生きていくのは無理があり過ぎた──と思わされるラストのアデルが展覧会を去っていくシーンは、切なさ満点だった。主演二人の演技も気合が入っていて胸に迫ってきました。DVDで観たので、ラブシーン全面カットだったのが残念。
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