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アデル、ブルーは熱い色のみのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.3
2回目鑑賞。題名に惹かれて見たけど、本当にいい題名だと改めて思う。なんだか心に残る映画。

1回目はたぶんカットされた版を見てたんだな、私は。
1回目では出てこなかった濃厚な濡れ場がありました。

一目見ただけで強烈に惹かれ合った人と好みが合わなくても認め合えてたはずなのに、追い求める幸せの形の違いが次第にすれ違いに繋がっていき、心が離れていくのが分かるのはどうしようもなく辛い。

嫌われたくないが故に好きな人に思わず合わせてしまいがちだと思うけど、自分の意見はっきりしてるのうらやましい。会って間もない段階で牡蠣が好きって言ってる人に対してよくあんなもん食えるねって言ったらちょっと気まずくならん?笑


そして、誰かを思い出す特別な色がある人生ってロマンチック。
題名どおり青という色がアデルにとって特別な色として表現されている。

青という一見冷たさを感じる色が、その人が歩んだ人生によって見え方が変わり、情熱を帯びた色になる。

わたしもわたしだけの色を感じる人生歩んでみたいな、、

レアセドゥは美女と野獣で初めて見てすごく綺麗な女の人だなと思っていたらこのエマ役での中性的魅力の爆発。アデルと初めて出会うシーンのすれ違いざまの眼差しがやばいですね。これ見ちゃうとレアセドゥを見るたびに惹きつけられます。本当に魅力的な演者。

青い髪とすきっ歯が本当に良い。フランスではすきっ歯って幸福の歯と呼ばれてるらしい🦷すてき!
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