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アデル、ブルーは熱い色のMOEのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.0
-全ては視線が交差した”瞬間”から始まった-

その名演から、史上初めてパルムドールが監督だけでなく主演女優二人にも贈られたという作品。

3時間という上映時間、不思議とあまり感じませんでした。そのぐらい作品に入り込んでいたのかも知れません笑
リアル過ぎるアデルとエマの日常、二人の結末。素晴らしい!
久々に心をかき乱される映画でした。

始まりは人を駆り立て、終わりは人をボロボロにする。人生なんてこれの繰り返し。
「アデルの人生」を意味する原題は、アデルとエマの出会いは、きっとアデルにとって長い人生のうちの一つの経験として捉えるべきだ、というメッセージが込められているのかな。永遠に続くように思える痛みは、絶対に色々な経験をしていくうちに消え去っていくものですよね( ̄∀ ̄)
ある一時の痛みは、長い目で見るときっと思い出になる!
アデルはエマとの出会いという経験から、絶対にグッと成長したと思います。これからの人生、絶対に幸せになって欲しい!

火は簡単に燃え上がるけれど、後始末は大変で痕に残る。きっと恋も同じなんだろうなあ。
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