アデルを取り囲むブルーを用いた心理描写、表現が印象的。
街ですれ違ったブルーの髪のエマに一目惚れをし、彼女と愛し合う。
時が流れて、エマの髪色がブルーからブランドへと変わるタイミングでアデルとエマとの間に心のすれ違いが生まれ、二人は別れることになってしまう。
それ以降、アデルはエマのことを思いながらブルーの服を纏い、青い海に身を任せ浮かぶ。
そして最後のエマの展覧会でもブルーのドレスを纏い、1人帰路へとつく、まるで自分の中のエマの存在に縛られるかのように。
また、エマが他の女と楽しげに話しているのを嫉妬に満ちた表情で見るときの、白黒映画を用いてアデルの心理を描写しているシーンも面白かった。
きっとエマもアデルと付き合う時に前の彼女を裏切るようなことをしてしまったからこそ、アデルが同僚の男と浮気(?)したのが許せなかったのだと思うなぁ、、、