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アデル、ブルーは熱い色のふうまのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
3.0
大人すぎて理解できなかったのか、結構退屈でつまらなかなかったし、好きじゃなかった。
もっと2人の愛と何かで葛藤なり揺れたりするのかと思ってたんだけど、普通のカップルにありそうな理由で別れて、数年経ち、やっぱりもう相手がいるから会わないようにしようとなるだけで、個人的にはめちゃくちゃ普通だなと思った。エマに会うまでの所のアデルの感情の描き方とかは好きだったんだけど、その後から好きじゃないな。アデルの親は割と普通思考で、レズを隠していたり、学校の友達にも隠していて、ストレートとレズとの偏見なりギャップなどの伏線というか問題提起かな?と思ってたら、その数年後に飛んで、そこら辺は全く触れられなかったのが好きじゃない。あー触れないのね、みたいな感じでモヤモヤした。あと、アデルはどの場や状況でも常にふわふわと居心地が悪そうにしていて、それはエマとの環境のズレみたいな感じだけでなく、エマが関係ない所でも心ここにあらずな感じだった。そして、エマと2人っきりの時だけそれがなかった。そこの、アデルの満たされないのはなぜなのかが結局分からなかった。最後のアデルとエマが完全に会わなくなるのも、普通というか切なさがなかった。強いて言えばアデルにとってエマだけが心の拠り所て事ぐらい。
主役の2人はすごい魅力的で引き付けられたし、セックスシーンにもすごい体当たりで挑んでるなあと思った。ただ、あんだけセックスシーンを見せる意味は分からなかった。
全体的に好きじゃなかったです。
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