スーパーエイプマン

なみのこえ 新地町のスーパーエイプマンのレビュー・感想・評価

なみのこえ 新地町(2013年製作の映画)
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比較するもんでもないのだろうが、同じアプローチの『気仙沼』よりも率直に面白かった。
いかにも、な風貌な消防団の男性の強靭さや、異質なまでに抽象的なことを言っている図書館職員の女性が言葉を探していく姿に特にグッと来た。漁師親子によるフィクショナルなまでに畳み掛けて来る会話の応酬はすばらしい、一番笑った。東北弁+漁師言葉で何を言っているか内容はわからなくても何となくわかる。

情景描写、こっちはフィックスじゃなくて車から流し撮りが多く、若干説明的だなと思った。最後のショットは確かに『寝ても覚めても』だ。