Ayako

ゲノムハザード ある天才科学者の5日間のAyakoのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

錯綜する記憶を困惑しながらもたどっていく主人公がその謎を解き明かしていく過程を一緒にハラハラしながら辿っていくのがスリリングで面白かったです。

脳のゲノムとか、小難しい話にされがちなネタをわかりやすく要点だけ抑えてくれているので、生物が学生時代苦手だった私でも普通に迷子にならずにすみました。

ある日を境に別の男の人生を生きていた主人公を取り巻く伏線が2時間という尺の映画にしては、かなり詳細かつ多すぎて(謎の韓国人女性記者然り、全編通じて追いかけてくるスーツ姿たちの男然り)、やや各所消化不良感は否めず。(例えば終盤の石神として生きていた時の妻のみゆきと友人が実は杉沢の仕込みだったというのが唐突だし、謎の死を遂げた妻ユリを殺した犯人は実は現在の妻のみゆきで、昼ドラにでも出てきそうな男女関係のもつれの結果、生じた殺人事件っていうのも、ちょっと。。。もう、夫に仕組まれた罠を知ってしまい口封じとして研究所に抹殺されるっていう方がオーソドックスだけど、しっくり来る気がする・・・)本格的なアクションとかいろいろリアルだったものの、もうちょっと丁寧に一つひとつの伏線を拾いながらみたい作品だから、映画よりも連続ドラマとかで見たかったかなというのが正直な感想です。ちょっと粗さが残った印象もあるので。
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