わたし

インセプションのわたしのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
5.0
夢の階層ごとのシチュエーションが、車、ホテル、雪山、コブの設計した世界になっているので、シーンの切り替わりが視聴者にとって分かりやすくて親切ですよね。たぶんどれも似たような景色だと階層が混乱して分からない。

やっぱ結末がどっちつかずってところが素晴らしいところなんですけれども。
ノーラン自身がコメントしているように、コブが夢か現実か判断するためのコマを回したにもかかわらず、それを見ずに子供たちに駆け寄っているってところがポイントで。

コマを見ずに子供たちに駆け寄るということは、妻のことにはもう諦めをつけて、とにかく子供たちと幸せに暮らすんだという意志が分かる(それは夢であれ現実であれどうでもよく、その意志を選択したということ)がハッピーエンドだと思うんですよね。
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